なんてったってママアイドル

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隠居老人が振り回された一日でした


定年退職してから毎日自宅での生活が始まった。2016年も師走になり、時間の経過が早いものだと改めて感じている。子供はいるが独身、孫もいないので、夫婦二人での生活である。そんなある日、なんだかわからないまま振り回されました。

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日課の朝の散歩、日の出頃に約1万歩が日課になっている。今朝は、この時期としては気温も低くなく風もないので、歩いていると汗をかいてしまった。12月に汗をかくのは、ちょっと珍しいことであるが、帰宅してシャワーを浴びてさっぱりした。高齢の”朝ドラ”を見終わるまでは、のんびり自分の時間を過ごす。ここまでは、普段と変わらなかったが、それからが普段とは異なる一日になってしまった。きっかけは、息子からのメールである。突然、今日の夜、それも日付が変わる頃に帰ってくるという。仕事を終えてから帰るので、”夕食はいらないが風呂には入りたい、明日は買い物に付き合ってほしい、夕食には焼き魚が食べたい”など言いたい放題である。老夫婦としては、就眠は22時頃であり23時まで起きていることなどほとんどない。”勝手に鍵を開けて入って来い”と言って寝たのだが、結局起こされてしまった。
翌日、留守番の自分に”ネットで注文したものが配達されるから受け取って!”と言って妻と二人で出かけた。幸いに、午前中に配達されたのだが、品物は冷凍のスイーツである。冷蔵庫に入れようとしたが入れる場所がない。あれこれスペースを確保しようとしていたら息子からメールで、帰ったら食べるから”荷物届いたら解凍しておいて!”。それなら出掛けに行ってくれたらよいのにと思いながらも、どんなスイーツかなとちょっと期待をしてしまった。
この日は、留守番している時に来客が重なった。トイレに入ろうとしたら”ピンポーン”、”宅急便です”、緩めたベルトを締めなおして我慢しながら”ご苦労さま”と受け取る。すっきりしてから庭で土いじりをしていたら、道路から”書留です。印鑑お願いします””と声がかかった。汚れたばかりの手を洗って受け取った。古い鉢土に腐葉土やたい肥を加えていたのだが、歩きだすときにつまずいて大量のたい肥が袋から出てしまった。
息子と妻が買い物から帰ってきたら、夕食は、焼き魚ではなく鍋にすると言いだした。鉢で育てている白菜が収穫できるはずだから買ってこなかったというのである。もう少し大きくなってから収穫しようと思っていたが、仕方なく収穫した。作者としては、物足らない状態の収穫だが、我が家では白菜は鍋の必需品である。夕食後、配達されたスイーツはチーズケーキであったが、みんなでおいしくいただいた。何かと振り回された日であったが、最後に食べたチーズケーキでイライラも解消してしまった。